
硬毛化と増毛化ってたまに聞くけどなんだろう?
自分も硬毛化と増毛化になるのかな・・・。
こんな疑問を解決します。
この記事でわかる事
- 硬毛化・増毛化とは何か
- 硬毛化・増毛化の原因
- 硬毛化・増毛化の対処法
- 硬毛化・増毛化の予防法
- 硬毛化・増毛化になりやすい部位・なりやすいタイプの人


この記事の筆者
2019年からメンズ脱毛ぬけるーのを開始。
2023年現在2店舗を運営し、ヒゲ脱毛施術経験は1,000人以上。硬毛化と増毛化を熟知。
メンズ脱毛ぬけるーのblogの全記事の筆者。
株式会社Will Force
代表取締役 横地隆宏
硬毛化(こうもうか)と増毛化(ぞうもうか)という言葉は、脱毛を現在受けている方でも知らない人も多いのではないでしょうか。
脱毛を始めて後で後悔しないないように、詳しく解説します。
硬毛化・増毛化とは
硬毛化・増毛化とはレーザー脱毛や光脱毛の施術によって「毛が増える」「毛が硬くなる」症状です。


硬毛化
硬毛化は毛が硬くなる症状です。
硬毛化は毛の本数は減っているが、残っている毛の1本1本がピンと元気よく太く濃くなってしまう状態です。
他の毛とは明らかに違うので一目で分かります。
増毛化
増毛化は毛が増える症状です。
人間の毛穴の数は生まれた時に決まっているので毛穴が新しく出来るのではなく、活動していなかった(機能していなかった)毛穴から毛が生えてしまう状態です。
明らかに毛が増えているので一目で分かります。
硬毛化・増毛化の原因


2023年9月の現在も医学的に硬毛化・増毛化の原因は判明していません。
本来はレーザー脱毛や光脱毛を照射する事でメラニン色素に反応し、熱に変換され発毛する組織を機能させなくします。
しかし脱毛時の何らかの原因で毛根が活性化してしまい、逆に毛が太く濃く増えてしまうというものが有力視されている仮説です。
原因がわからないので、医療脱毛やエステ脱毛のどんな脱毛機でも硬毛化のリスクがあります。
硬毛化・増毛化の対処方法


原因が判明していない為、効果があるであろう方法です。確実な効果があるのはニードル脱毛のみです。
効果があるであろう主な硬毛化・増毛化の対処法は5種類
- 脱毛を継続する
- 脱毛の周期を広げる(インターバルを長くする)
- 一旦何もしないで放置する
- 脱毛方式(脱毛機)を変える
- 最終手段でニードル脱毛をする
1.脱毛を続ける


硬毛化・増毛化の原因がはっきり判明していない為、医師の中でもこちらの方法は意見が2つに分かれています。
- 賛成派の意見:脱毛を続けた方が改善する
- 反対派の意見:悪化する可能性があるので中断した方がいい
脱毛を続けた方が改善する


当社の例ですと脱毛を続けることで改善できています。他社でも改善することが多いようです。
硬毛化・増毛化する前と出力などの細かい設定を変えて脱毛することで、改善するケースは多いです。
悪化する可能性があるので中断した方がいい


原因がはっきりしない為この意見もあります。中断も対処方の正解の1つです。
一旦中断する理由と今後の対処方法を提示してくれるお店なら、指示に従った方が良いでしょう。
2.脱毛の周期を広げる(インターバルを長くする)
半年以上を間隔をあけて脱毛する事も有効な手段です。
毛周期で硬毛化・増毛化した毛が抜け落ち、通常の毛に戻る可能性は十分にあります。
実際に私の上腕部の一部が若干の増毛化が見られた時は、6ヶ月間放置したら綺麗になくなりました。
私の実体験ですが硬毛化・増毛化した場合は一旦6ヶ月程様子を見ることが望ましいです。
3.一旦何もしないで放置する
脱毛の周期を広げる(インターバルを長くする)に近い方法ですが、2との違いは「いつ脱毛を再スタートするか」を決めずに様子を見るという点です。
この一旦放置をする方法も有効です。毛周期で毛が抜け落ちていないだけのケースもあります。
硬毛化と増毛化は原因が解明されていないので、無理に脱毛して逆効果になってしまう位であれば一旦放置してみるのも良い方法です。
4.脱毛方式(脱毛機)を変える


今までやっていた脱毛方式で硬毛化・増毛化していると推測されるので、異なる脱毛方式で試してみる事は有効です。
様々な角度からアプローチ出来るので効き目がある可能性は十分にあります。
熱破壊式から蓄熱式、蓄熱式から熱破壊式などへ変更します。
お店を変える事になる場合、お客様に費用面でリスクがあります。
懸念点としては確実に改善できる保証はないことです。
5.最終手段でニードル脱毛をする


ニードル脱毛は毛根に直接電流を流すので唯一間違いない方法です。かなり高額なので最終手段です。
硬毛化・増毛化の予防


予防方法はあるのか?
増毛化・硬毛化の原因や仕組みは詳しく解明されていないので、明確な予防法はありません。
確実に予防できる方法は硬毛化・増毛化しやすい部位は照射しない事です。
これが最も現実的です。
産毛が密集してる部位が硬毛化・増毛化しやすいので、気にならない部位は脱毛しない事がオススメです。
硬毛化・増毛化しやすい部位


- 背中の半分から上(特に中央付近)
- 上腕部の外側
- 肩
- 襟足(うなじ)
太く濃い毛では硬毛化・増毛化はほとんど起こりません。産毛のような毛が発症しやすいです。
上記の5つの部位は当社の経験からなりやすい部位です。
あまり気にならないなら、この部位は避けたほうが良いでしょう。
硬毛化・増毛化しやすいタイプ


以下の5つのタイプの方が硬毛化・増毛化になりやすいと言われています。
- 10代から30代の若い方
- 毛の密度が高い方
- 体毛の毛質が薄めの方(太い毛ではなく産毛の様な毛)
- 毛根がいろんな方向で生えている方
- 毛根が深めの方
1.10代から30代の若い方


10代から30代の若い方がなりやすい理由は判明していませんが、若干なりやすいと言われています。
2.毛の密度が高い方


毛の密度が高い体質の方はある一定の面積あたりの毛の本数が多いという事です。
毛の密度が高いと全ての毛に対して均一な光が届かず、熱量が足りなくなってしまう可能性が高くなります。
不十分な照射の熱量により硬毛化・増毛化になる仮説が正しいとすれば、毛の密度が高い方はそうでない方に比べて硬毛化・増毛化になる可能性が高いと言えます。
3.体毛の毛質が薄めの方(太い毛ではなく産毛の様な毛)
脱毛はメラニン色素の対して反応し熱に変換されその熱で脱毛していきます。
体毛が元々薄い方は毛が細いので、太い毛に比べるとメラニン色素の量が少ないです。
不十分な照射により硬毛化・増毛化になる仮説が正しいとすれば、メラニン色素が少ない毛は十分な熱が行き届かず硬毛化・増毛化の原因になる可能性があります。
4.毛根がいろんな方向で生えていてる方


こちらも不十分な照射により硬毛化・増毛化になる仮説が正しいとすれば、バラバラの方向に毛が生えている事で十分な熱が届かずに硬毛化・増毛化の原因になる可能性があります。
5.毛根が深めの方
毛根は皮膚表面から2.0㎜~3.5㎜程度の深さにあるのが一般的です。
体質で生まれつき毛根が上記より深い位置にある方は十分な熱が届かず硬毛化・増毛化の原因になる可能性があります。
硬毛化・増毛化しやすいタイプまとめ
上記の5タイプはあくまで原因の仮説を前提に推測されたものです。
あくまでも硬毛化・増毛化が発症する可能性が上記5タイプでない方に比べて、高いかもしれないという事です。
硬毛化・増毛化のまとめ
硬毛化・増毛化はどなたでも起こり得ます。
1%から10%というデータがありますが、古いデータで前提条件や施術方法の真偽がはっきりしていない為、あまり参考になりません。
当社では下記の部位以外で硬毛化・増毛化が起きたことはありません。
- 背中の半分から上(特に中央付近)
- 上腕部の外側
- 肩
- 襟足(うなじ)
上記の部位で1%程度の方が硬毛化・増毛化し、全員が改善できています。
硬毛化・増毛化はそうそう起きるものではありませんが、脱毛を受ける上でリスクを知って脱毛を開始するとトラブルも起きにくいです。


メンズ脱毛・ヒゲ脱毛ぬけるーのはヒゲ脱毛だけでなく、全身脱毛や部位脱毛も行なっているので、下のボタンからお気軽にお問合せください。(脱毛までの流れは下の記事から)



