脱毛による硬毛化とは?なりやすい人、原因、対処法、予防法

脱毛の硬毛化
悩む人

硬毛化ってたまに聞くけどなんだろう?
自分も硬毛化になるのかな・・・。

こんな疑問を解決します。

この記事でわかる事

  • 硬毛化とは何か
  • 硬毛化の原因
  • 硬毛化の対処法と予防法
この記事の筆者

この記事の筆者

2019年からメンズ脱毛ぬけるーのを開始。

2023年現在2店舗を運営し、ヒゲ脱毛施術経験は1,000人以上。硬毛化を熟知。

メンズ脱毛ぬけるーのblogの全記事の筆者。
株式会社Will Force
代表取締役 横地隆宏

硬毛化という言葉は、脱毛を現在受けている方でも知らない人も多いのではないでしょうか。

もしくは硬毛化してしまい治したいと思っている方もいると思います。

硬毛化を治す、改善することは可能です。

この記事を読めば硬毛化が何か知り、硬毛化になるリスクを軽減でき、硬毛化の治る方法がわかりますます。

5分で読めるので、最後まで読んでみてください。

目次

硬毛化とはどんな症状?

脱毛の増毛化または硬毛化とは
増毛化または硬毛化

硬毛化・増毛化とはレーザー脱毛や光脱毛によって「毛が増える」「毛が硬くなる」症状です。

硬毛化

硬毛化は毛が硬くなる症状

硬毛化は毛の本数は減っているが、周囲の毛と比べて残っている毛が1本1本ピンと元気よく太く濃くなってしまう状態です。

増毛化

増毛化は毛が増える症状

人間の毛穴の数は生まれた時に決まっているので毛穴が新しく出来るのではなく、活動していなかった毛穴から毛が生えてしまう状態です。

周囲の毛と比べて増えてしまう状態です。

硬毛化の原因は?脱毛で発症する?

脱毛の硬毛化・増毛化の原因

2023年の現在も医学的に硬毛化の原因は判明していません。

本来はレーザーや光を照射する事でメラニン色素に反応し、熱に変換され発毛する組織を機能させなくします。

しかし「脱毛時の何らかの原因で毛根が活性化してしまい、逆に毛が太く濃く増えてしまう」というものが有力視されている仮説です。

なぜ硬毛化の現象が起きてしまうのかはっきりしていないのです。

原因がわからないので、医療脱毛やエステ脱毛のどんな脱毛機でも硬毛化の可能性があります。

その他に2つの説があります。

毛根から熱のダメージから回復する過程で毛が太くなる

毛根に十分な熱を与えられず発毛組織に十分な熱量が入りきない場合、毛根は熱による大きなダメージを受けています。

このダメージから回復するプロセスで、傷を治すサイトカインが作用し、毛が太く硬くなるのではないかという説です。
(サイトカイン:細胞から分泌されるタンパク質であり、細胞間相互作用に関与する生理活性物質の総称)

毛周期が延びたことで毛が太く、濃くなる

脱毛を受けると毛根が熱によってダメージを受けるため、生える速度が遅くなります。

毛周期が長くなったことで、多くの栄養分が行き渡り毛が濃く、太くなるという説です。

硬毛化が起こる確率は?

硬毛化が起こる確率

硬毛化が起こる確率は1〜10%程度とさまざまな説があり、はっきりしていないのが現状です。

1998〜2003年の5年間にスペインの皮膚科で脱毛施術を受けた543人を調査した際、57人(約10.5%)に硬毛化が見られたという報告もありますが、あくまでデータのひとつであり、正確な発生率は明らかになっていません。

https://www.shinjukubc.com/article/about-terminal-hair

アレキサンドライトレーザーまたは光(IPLなど)が発症しやすく、ダイオードやヤグレーザーは発症しずらいという意見もありますが、エビデンスが無いためはっきりしていません。

つまり硬毛化が起こる可能性も、起きやすいレーザーや光の種類も分かっていないと言うことです。

硬毛化の具体的な見分け方

硬毛化の見分け方

硬毛化の見分け方は「他の毛と比べて、硬く濃い毛質かどうか」
一目瞭然で毛質が違う場合は硬毛化と判断してほぼ間違いないでしょう。

増毛化は、「他の毛と比べて毛の密度と本数が増加しているか」が目安です。

硬毛化や増毛化が確認できたら、スタッフに相談しましょう。

硬毛化の対処方法はある?

脱毛の硬毛化・増毛化の対処方法
硬毛化の対処方法

原因が判明していない為、硬毛化を治せる可能性があると思われる方法をご紹介します。

効果があるであろう主な脱毛による硬毛化の対処法は5種類

  • 脱毛を継続する
  • 脱毛の周期を広げる(インターバルを長くする)
  • 脱毛を中断し、何もしないで放置する
  • 脱毛方式(脱毛機)を変える
  • 最終手段でニードル脱毛をする

確実な効果があるのはニードル脱毛のみ。

ご自分で選ぶのは難しいと思うので、スタッフと相談してどの方法が良いか検討しましょう。

脱毛を続ける

脱毛の硬毛化・増毛化の対処方法として脱毛を継続する
脱毛を継続する

硬毛化の原因がはっきり判明していない為、医師の中でも意見が2つに分かれています。

  • 賛成派の意見:脱毛を続けた方が改善する
  • 反対派の意見:悪化する可能性があるので中断した方がいい

脱毛を続けた方が改善する

脱毛の硬毛化・増毛化の対処方法として、脱毛を続けた方が改善するという意見
脱毛を続けた方が改善する

当社の例ですと脱毛を続けることで改善できています。他社でも改善することが多いようです。

硬毛化する前と出力などの細かい設定を変えて脱毛することで、改善するケースは多いです。

肌への負担がある為、出力はスタッフと相談した方が良いでしょう。

組んでいるコースやメニューが完了していたら、追加で脱毛することも視野に入れておきましょう。

悪化する可能性があるので中断した方がいい

脱毛の硬毛化・増毛化の対処方法として、悪化する可能性があるので中断した方がいいという意見
悪化する可能性があるので中断した方がいい

原因がはっきりしない為この意見もあります。中断も対処方の正解の1つです。
一旦中断する理由と今後の対処方法を提示してくれるお店なら、指示に従った方が良いでしょう。

脱毛を継続する・中断するは両方とも効果があります。
ただ硬毛化の原因がはっきりしていないため、お店のアドバイスに従いましょう。

脱毛の周期を広げる(インターバルを長くする)

半年以上を間隔をあけて脱毛する事も有効な手段です。

毛周期で硬毛化した毛が自然と抜け落ち、通常の毛に戻る可能性は十分にあります。

脱毛を中断し、何もしないで放置する

脱毛の周期を広げる(インターバルを長くする)に近い方法ですが、2との違いは「いつ脱毛を再スタートするか」を決めずに様子を見るという点です。

この一旦放置をする方法も有効です。
毛周期で毛が抜け落ちていないだけのケースもあります。

硬毛化の原因が解明されていないので、無理に脱毛してかえって逆効果になってしまう位であれば一旦放置してみるのも良い方法です。

実際に私の上腕部の一部が若干の硬毛化が見られた時は、6ヶ月間放置したら綺麗になりました。

硬毛化した場合は一旦6ヶ月程様子を見ることが望ましいでしょう。

脱毛方式(脱毛機)を変える

脱毛の硬毛化・増毛化の対処方法として、マシンの変更をする
マシンの変更

現在使用している脱毛機の脱毛方式と異なる別の脱毛方式を試してみるのは有効。

様々な角度からアプローチ出来るので、効き目がある可能性は十分にあります。
熱破壊式から蓄熱式、蓄熱式から熱破壊式などへ波長を変更します。

お店を変える事になる場合、お客様に費用面でリスクがあります。

懸念点としては確実に改善できる保証はないことです。

最終手段でニードル脱毛をする

最終手段でニードル脱毛をする

ニードル脱毛(針脱毛)は毛根に直接電流を流すので唯一間違いない方法です。

高額なので最終手段です。

金額は本数のによりますが、50万以上は必要になるでしょう。

硬毛化が治るか心配で確実に治したい場合はニードルへ移行するしかありません。

安心して確実に治療できる方法がニードル脱毛。

硬毛化の具体的な予防はある?

脱毛の硬毛化・増毛化の予防
硬毛化・の予防

硬毛化の原因や仕組みは詳しく解明されていないので、確実に予防できる方法は硬毛化しやすい部位は照射しない事。

産毛が密集してる部位が硬毛化しやすいので、気にならない部位は脱毛しない事がオススメです。

硬毛化の原因が明確で無いため、大切なことは硬毛化させないために硬毛化しやすい場所は脱毛を行わないようにしましょう。

増えた毛や硬くなった毛を無くすのは容易では無いため、硬毛化にならない用に注意して行きましょう。

硬毛化しやすい部位

脱毛で硬毛化・増毛化しやすい部位
硬毛化しやすい部位

太く濃い毛では硬毛化はほとんど起こりません。産毛のような毛が発症しやすい。

  • 背中の半分から上(特に中央付近)
  • 腕の上腕部の外側
  • 襟足(うなじ)
  • 顔(フェイスライン、もみあげ)

上記の部位以外で効果が起きる可能性は極めて低い。

上記の5つの部位は当社の経験からなりやすい部位です。
この部位で太い毛が生える方は少なく、あまり気にならないなら脱毛は避けたほうが良いでしょう。

上記の部位はスタッフと相談して脱毛を行うと良いでしょう。

硬毛化を回避する最も有効な手段は、照射しないことです。

硬毛化しやすいタイプ

脱毛で硬毛化・増毛化しやすいタイプ
硬毛化しやすいタイプ

硬毛化になりやすいタイプは、以下の5タイプの方です。

  • 10代から30代の若い方
  • 毛の密度が高い方
  • 体毛の毛質が薄めの方(太い毛ではなく産毛の様な毛)
  • 毛根がいろんな方向で生えている方
  • 毛根が深めの方

10代から30代の若い方

脱毛で硬毛化・増毛化しやすいタイプは10代から30代の若い方
若い男性

10代から30代の若い方がなりやすい理由は判明していませんが、若干なりやすいと言われています。

毛の密度が高い方

脱毛で硬毛化・増毛化しやすいタイプは毛の密度が高い方
毛の密度

ムダ毛の密度が高い体質の方は、ある一定の面積あたりの毛の本数が多いという事です。

ムダ毛の密度が高いと全ての毛に対して均一な光が届かず、熱量が足りなくなってしまう可能性が高くなります。

不十分な照射の熱量により硬毛化になる仮説が正しいとすれば、毛の密度が高い方はそうでない方に比べて硬毛化になる可能性が高いと言えます。

体毛の毛質が薄めの方(太い毛ではなく産毛の様な毛)

脱毛で硬毛化・増毛化しやすいタイプは体毛の毛質が薄めの方(太い毛ではなく産毛の様な毛)

脱毛はメラニン色素の対して反応し熱に変換されその熱で脱毛していきます。

体毛が元々薄い方は毛が細いので、太い毛に比べるとメラニン色素の量が少ない特徴があります。
そのため、十分な熱に成り切らず、毛根を刺激してしまい活性化してしまう可能性があります。

不十分な照射により硬毛化になる仮説が正しいとすれば、メラニン色素が少ない薄く、細い毛は十分な熱が行き届かず硬毛化の原因になる可能性があります。

毛根がいろんな方向で生えていてる方

脱毛で硬毛化・増毛化しやすいタイプは、毛根がいろんな方向で生えていてる方
毛根がいろんな方向で生えていてる方

こちらも不十分な照射により硬毛化になる仮説が正しいとすれば、バラバラの方向に毛が生えている事で十分な熱が届かずに硬毛化の原因になる可能性があります。

毛根が深めの方

脱毛で硬毛化・増毛化しやすいタイプは、毛根が深めの方

毛根は皮膚表面から2.0㎜~3.5㎜程度の深さにあるのが一般的です。

体質で生まれつき毛根が上記より深い位置にある方は十分な熱が届かず硬毛化の原因になる可能性があります。

脱毛で硬毛化しやすいタイプまとめ

硬毛化は誰にでも起こってしまう可能性がありますが、硬毛化しやすい部位を避けて脱毛することが最も現実的です。

一度なってしまうと、対処に時間と手間が掛かります。

店舗で硬毛化の説明がない場合も多いので、しっかり把握してから脱毛を受けてください。

脱毛の硬毛化のまとめ

硬毛化はどなたでも起こり得ます。

1%から10%というデータがありますが、古いデータで前提条件や施術方法の真偽がはっきりしていない為、あまり参考になりません。

当社では下記の部位以外で硬毛化が起きたことはありません。

  • 背中の半分から上(特に中央付近)
  • 上腕部の外側
  • 襟足(うなじ)

上記の部位で1%程度の方が硬毛化し、全員が改善できています。

硬毛化を知ると不安を抱いてしまうと思いますが、脱毛を受ける上でリスクを知って脱毛を開始するとトラブルも起きにくいです。

メンズ脱毛・ヒゲ脱毛ぬけるーの
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